2014年5月29日

短い運命



5分の出来事。

ラジオをつけて、卵を割った。
鼻歌を歌いながら、そこにミルクを入れた。
口笛を吹きながら、パンを浸す。
小踊りながら、バターを引いて、
浸したパンをこんがり焼いた。
夢を見ながら、砂糖かハチミツで砂糖を選び、
期待しながら、ふんだんにまぶした。

まぶした砂糖は塩だった。

気づいたのは口の中で。

卵もミルクもパンもバターも、
ただただ静かに事実を受け入れ、
次の出来事を待っている。
私はフレンチトーストのことが大好きなのに。

5分後に、私はこのフレンチトーストに対して
どういう選択をするだろうか。


2014年5月18日

全力疾走


「全力疾走」という青春な言葉を
真面目に口から発したのはいつぶりだろうか。

5月。
風のない、あたたかくて穏やかな湖畔。
天国のようなこの場所に身を任せて、
ただのんびり過ごせばいいものを
目の前にある持ってきた凧をどうしてもあげたくて、全力疾走。

凧はあっても「あげなくても良い」という選択肢を
どうしても選べないのはまだまだ青い証拠でしょうか。

凧は、自分の手からほんの2、3メートルだけあがって、
走るのに疲れて止まったら、
「そうだろう」と言われてるがのごとく
凧は真っ逆さまに地面に落ちてった。

2014年5月1日

5月


すっかり、冬の寒さがどんなもんだったかなんて
忘れてしまった。

今日から5月です。